Archive for June 2008

20 June

病院ボランティア研修会

 6月19日(木)午後1時半から砺波総合病院の3階講堂で第6回病院ボランティア研修会がありました。今回は、4月に「家庭のような病院を」という本を出版された地域医療部副部長の佐藤伸彦先生の講演があるということで、私は病院ボランティアではないのですが、ボランティア連協の1メンバーとして参加させていただきました。
 佐藤先生は、「人生の最期をどこで、誰と迎えたいのか。それが選べる時代にしていかないといけない。」「現代の医学は治すことを目的とした医学である。しかし、超高齢化社会を迎えようとする日本に必要なものは治す医療だけではない。その人が人生の最期を生き抜くことを援助する技術(医療)も必要である。」と考えておられます。
 佐藤先生は、勤務していた療養型病院での体験から、終末期の高齢者に、必要な医療や介護を必要なときに提供し、看取りまで行うことを想定した、新たな形態の居宅施設「ナラティブホーム」の構想を抱き、検討されていました。そして、この理念に賛同された団体が、ホームの建設に前向きに動き出しています。
 療養型病床を削減するという国の動きに、受け皿となる施設を模索する中、行き場のない高齢者の問題が危惧されています。この施設が、その受け皿になることができるのか、個人の負担はどうなるのかなど詳細についてお話を伺ってみたいと思っています。
14:11:11 | ookusu | |

08 June

富山県PTA連合会の定期総会がありました

6月7日(土)午後3時から、富山県総合福祉会館において富山県PTA連合会の定期総会が開かれました。総会に先立ち、(財)富山県PTA親子安全会主催の講演会もありました。

講師は、東京都児童相談センター心理士の山脇由貴子さんで、「現代のいじめの発見・解決について」という演題のもと、著書「教室の悪魔」や「モンスターペアレントの正体」の中でも取り上げられている具体的な事例を挙げながら、親として学校としていじめの解決に向けてどう取り組まなければならないか、してはいけないことはどんな事なのかについてお話下さいました。
かなり、過激な語り口ではありましたが、「被害者の保護」のためにはしばらく(十分な期間)学校を休ませることが必要だということ、いじめの事実調査をしても無意味なことだからそれよりも学校と保護者全員でいじめが起こらないように話し合うことが大事であるという話は大変参考になりました。
いじめをどうすれば発見できるか、という事でチェック項目を挙げて下さいましたが、日頃から子供とコミュニケーションが取れていれば、また、子供の様子をしっかり看ていれば、子供の変化は分かるように思いました。

定期総会では、今年で退任するにも関わらず、司会という大役を任せられました。林会長に司会の辞退を直訴?はしてみたのですが、聞き入れていただけず.....1年間、富山県PTA連合会の活動を通して学ばせていただいたことを考えるとこれくらいの恩返しはしないといけないと思い直し最後のご奉公をいたしました。
10:09:36 | ookusu | |