Complete text -- "病院ボランティア研修会"

20 June

病院ボランティア研修会

 6月19日(木)午後1時半から砺波総合病院の3階講堂で第6回病院ボランティア研修会がありました。今回は、4月に「家庭のような病院を」という本を出版された地域医療部副部長の佐藤伸彦先生の講演があるということで、私は病院ボランティアではないのですが、ボランティア連協の1メンバーとして参加させていただきました。
 佐藤先生は、「人生の最期をどこで、誰と迎えたいのか。それが選べる時代にしていかないといけない。」「現代の医学は治すことを目的とした医学である。しかし、超高齢化社会を迎えようとする日本に必要なものは治す医療だけではない。その人が人生の最期を生き抜くことを援助する技術(医療)も必要である。」と考えておられます。
 佐藤先生は、勤務していた療養型病院での体験から、終末期の高齢者に、必要な医療や介護を必要なときに提供し、看取りまで行うことを想定した、新たな形態の居宅施設「ナラティブホーム」の構想を抱き、検討されていました。そして、この理念に賛同された団体が、ホームの建設に前向きに動き出しています。
 療養型病床を削減するという国の動きに、受け皿となる施設を模索する中、行き場のない高齢者の問題が危惧されています。この施設が、その受け皿になることができるのか、個人の負担はどうなるのかなど詳細についてお話を伺ってみたいと思っています。
14:11:11 | ookusu | |
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