17 November

富山市エコタウンを視察

富山市海岸通松浦町地内に約１８ｈａの「エコタウン産業団地」があります。
エコタウン事業とは、産業から出るすべての廃棄物を新たに他の分野の原料として活用し、あらゆる廃棄物をゼロにすることを目指し、地域の振興を図りながら環境と調和したまちづくりを推進する事業で、平成１４年に北陸地区で初めて（全国では１６番目）承認地域となりました。
現在、７社がマテリアルリサイクル（素材リサイクル）を優先した地域内での資源循環の取り組みを進めています。


タウン内には、環境・ゴミ問題に関する学習活動の拠点施設「エコタウン交流推進センター」があり、無料で利用できます。


ここは、「異物の付着や異素材の混合などによりマテリアルリサイクルに向かない」「破砕が難しく利用しにくい」などの理由で埋め立て処理されていた難処理繊維・混合廃プラスチックをリサイクルする会社「エコマインド」です。ここでは、古着のリサイクルにも取り組み初めていました。

エコタウン内の企業は、持続的に事業が成り立つよう事業採算性や経済動向を検討しながら取り組まれていますが、なかなか見通しは厳しく、再生品の購入主体である消費者の育成・啓発が大きな問題となっています。